特別講座『中国伝来「古琴」を知ろう♪ ~日本文化への浸透の歴史~』
一般社団法人日本古琴振興会代表理事であり、東京聴風琴社「生風流」家元である武井欲生が、
東邦音楽大学エクステンションセンターの講座で、講師を務めさせていただくこととなりました。
今から千三百年ほど前に中国より伝来した古琴が、日本の文化にどう溶け込み、愛されていったのかをお話させていただく予定です。
また、故事にちなんだ琴曲を、実際の演奏で聞いていただきます。
中国・日本両国の漢詩や古典文学に深く関わり、
最近では映画やドラマで目にする機会も多くなった「古琴」の世界を、覗きにいらしてみませんか。
概要
- 会場:
- 東邦音楽大学 文京キャンパス 828教室
- 日時:
- 2018年11月10日(土曜日)13:30~15:30
- 受講料:
- 3,000円
- 講師:
- 武井欲生
内容
奈良時代に日本に伝来した「古琴」が、貴族たちの中に浸透し、「宇津保物語」や「源氏物語」に登場し日本文化の中に取り入れられた歴史と、武士の時代に衰退し、江戸時代に再興した史実を概説します。また、音の特徴や「筝」との違いについて解説いたします。
目的
邦楽とも違う歴史を歩んでいる「古琴」であるが、ヴォイジャーにも記録されている「古琴」を一般の方々に教養として周知して頂くことを最大の目的とし、日本でも楽器として再興する礎となる講義を目指します。
プログラム
- 奈良時代から平安時代
古代において、どのような音楽を爪弾いていたか、どのような音楽が弾かれていたかの推考。 - 武家社会と衰退
宮廷音楽として発達した時代と、何故武家社会に受け入れられなかったかの考察。 - 江戸時代の再興
江戸時代に来訪した中国人による再興。 - 中国での認知度と繁栄 筝との違い~構造と音色
現代中国での古琴の位置づけと、楽器と奏法が、ユネスコ世界無形文化遺産登録に繋がった背景。 - 心和ませるヒーリング感の体験 楽器との触れ合い
実際の楽器での演奏と音色の概説。そして、実際に楽器に触れてもらうことによって、更に興味を持って頂く。
お問合せ
- 担当:
- 三浦
- お問合せページ:
- こちらをクリックしてください
- TEL:
- 03-6417-3434
- FAX:
- 03-6417-3430
- 参加申し込み締切:
- 2018年11月10日まで
受講のお申込み
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東邦音楽大学エクステンションセンター
アクセス
文京キャンパス
東京都文京区大塚4-46-9
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東京メトロ有楽町線「護国寺」駅下車、徒歩8分
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